大腸ポリープとは?
大腸ポリープは自覚症状がほとんどなく、本人が気づかない間に大腸にでき、成長し、ある程度以上の大きさになると、がんになる可能性が高くなります。日本の最新のがん統計で、 大腸がんはがんの罹患数(新たにがんと診断された人)第1位、死亡数第2位(男性2位、女性1位)で増加傾向です。まだがんではない良性のポリープの段階で切除してしまえば大腸癌の発生を未然に防ぐことができます。
当院での大腸ポリープ切除術までのながれ
術前検査
- 切除にあたり治療を行っても問題ないか事前に血液検査をします。
治療日
- 通常の検査と同様に大腸をきれいにし、内視鏡を挿入します。
- スネアという金属の輪を用いてポリープを発見しだい切除していきます。
- ポリープ1個につき要する時間は約1~5分です。
- 眠りながらの治療をご希望の方は、検査中に呼吸抑制を起こす可能性、また検査後にふらつきが残る可能性があります。当日は車やバイクの運転はできません。
治療後
- 非常にまれではありますが、治療後約1週間は出血や穿孔(腸に穴が空く)などの合併症が起こる可能性があるため、ご帰宅後は安静に過ごし、飲酒や辛いものの摂取、激しい運動などお腹に負担がかかることは控えてください。
- 採取したポリープは約2週間後、病理組織検査の結果を説明します。
料金表
1割負担 | 3割負担 | |
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大腸カメラ(観察のみ) | 約2000円~3000円 | 約6000円~7000円 |
大腸カメラ+生検検査 | 約3000円~4000円 | 約9000円~15000円 |
ポリープ切除 | 約7000円~9000円 | 約20000円~30000円 |